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生き物マニュアル 人体 失敗の進化史 (光文社新書)


人体 失敗の進化史 (光文社新書)
人体 失敗の進化史 (光文社新書)

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参考価格:¥ 777 (税込)

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面白い

まず読み物として実に面白い。
そして行間からにじみ出てくる作者の、学究者的情熱がいい。
生物としての人間を「哀しきモンスター」と切って捨てる、一種痛快さに打たれた。
今の世の中に、こういう熱意も才能も志も兼ね備えた学者が、ちゃんといるというのは心強い。

素材は抜群に面白い

素材はものすごく面白い。一般に神の最高の創造物(キリスト教徒でなくとも、人体が素晴らしい造りであるとは思っているだろう)と考えられているヒトや他の脊椎動物が、進化の過程のいかに場当たり的な改造の結果であるかを解説した本である。この辺を仔細に勉強するだけで、創造説とかインテリジェントデザインとかはお話しにならないのは明白だ。例にあげられている背骨の進化史なんて大好きだ。脊索動物が、神経系を維持するために脊索の周りにカルシウムをストックしていったのが、ある程度たまると突然構造材としての意味が出てきて、強く速い泳ぎを獲得する。このように、進化は先のことを考えて進んだのでは決してなく、その時その時の場当たり的な適応が、生み出した思いがけない結果の連続なのだ。

と、「素材は面白い」のだし、語り口も悪くはないと思うのだが、私はあまり好感を持てなかった。趣味の問題だとは思う。しかし、解剖学者であるという強い思い入れからか、たぬきの遺体を前にして語り始める、少々おどろおどろしい雰囲気の出だしや、大学でお金儲けに直接関係のない分野の荒廃を訴える最後は、一番面白い話題を見えにくくしているように感じる。骨の進化の解説についても、図解がイマイチよくなくて、細かいところがすっと入ってこない。進化学ではなく動物解剖学であると自分を規定し過ぎなんじゃないかなあ。

いえ、本当に「素材は面白い」のですから、お勧めします。だって、自分の体がどのように出来上がってきたのかを知りたいでしょ?
様々な観点から面白い

タイトルから期待したのとは異なっていたが、期待以上におもしろかった。読み方としては、@解剖学者の考え方、日常、A動物の体の進化史、B人間の進化、人体の成功と失敗という3つの観点から読んだ。どれも私には初見のことばかりでおもしろかったが、とりわけ、ABでいかに進化が急がれ、その場しのぎであったかを細部から示されたことが興味深い。とりわけ、人体が400万年という短期間で、四足歩行から二足歩行になったための体各部の大転換、無理な補修という説明は、人間の体の構造にいろいろ持っていた疑問を解いてくれるものであった。解剖学者らしい卓見である。なお、最後の地球を憂うというような書きぶりは私には蛇足であった。淡々と終わり、あとは読者に考えさせたほうが良かったのではないか。
読みやすく面白いが

 好き嫌いはあるようですが、個人的な価値観が入った文章は、生物の体に関する情熱が伝わってきて好感をもって読むことができました。また、ともすれば堅くなりがちな話を親しみやすく読ませてくれるのに一役買っていると思います。
 著者が実際にその目と手で確認した内容にはリアリティーがあり、写真や図も豊富でわかりやすく感じました。中でも渡辺芳美史のスケッチのお手本のような絵は気に入ってしまいました。
 進化関連の本をいくつか読んでいる私には、既知のこともあったのですが、著者の視点を通じて読むことでそれぞれに理解が進んだ気がします。
 ただ、気になった点として「浮き袋より肺が進化した」との記述があります。現在では、逆に「肺から浮き袋が進化した」という考え方が一般的ではないでしょうか。最近は後者の記述をよく目にするようになりましたし、私自身もそう考えた方が納得行く点が多いと感じています。
 内容は大変面白かったのですが、この点が(個人的に)全体の信頼性を落としてしまったように感じましたので星3つとしました。
 
生物学、解剖学に興味のある方にお勧め

人類の歴史というより、人体がこのような身体をもつに至った種を超えた生物の歴史について書かれた本。
四肢を初めとする骨格・心臓・聴覚組織・二足歩行・脳の巨大化・器用な手など、
他の動物との違いからその変化(進化)を説いていく過程は興味深く読める。

ただ、あえてそうしているのだろうけど、風変わりな「解剖学者」を意識して文章を組みたてているので、
特に初めのほうはやや文章も読みにくいし、テーマも伝わりにくい。
後半は一つ一つのテーマもわかりやすいし、写真も多くあり理解を助けてくれる。

また、生物学に興味があるとか、あとスポーツや医学に関心がある読者であればすんなり読めるかもしれないが、
そうでなければ専門用語の多さには辟易するかもしれない。

分野的には、遺伝子や分子レベルではなく、また内臓よりも、四肢骨格系の話が多いのでそこに興味のある方はぜひ。

四肢骨格系の解剖学を学ぶ方の副読本にも適しているのでは。




光文社
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