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生き物マニュアル ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)


ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)
ソロモンの指環―動物行動学入門 (ハヤカワ文庫NF)

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擬人化と動物愛護の間の歪みを鋭く突いた良書

行動動物学の大家、コンラート・ローレンツの一般向け啓蒙書。
彼の暮らした動物たちとの共生に近い研究生活を克明に綴る。

特に動物の中に人間を見るという「擬人化」の歪みと、(偏った)動物愛護及び天才動物ショーなどが与える誤った動物観への警鐘は、本書の研究結果が古くなった今でも輝きを失っていない。

特に表題となっている「ソロモンの指輪」の章を読んでいると、人間は他の動物と共通した部分も持ち合わせているが、他とは進化した部分が違うだけなのだと切に感じる。

小学生にもむろんお進めするが、児童向けの(動物愛護)アニメなどを見て育ったまだ若い大人にこそ本書を読んでほしい。
なぜなら本書は(前書きからもわかるように)生物学者発掘のための本ではなく、人間と動物の共生について考えさせるための本だからだ。
美しい叙事詩の様な書物

「刷り込み」理論で有名な動物行動学の開拓者、ウィーン人の動物学者コンラート・ローレンツの名著で、動物学者としての、膨大で気の遠くなるような観察や実験の果てにもたらされた、美しい叙事詩の様な書物。

生き物に対する大きくて深い愛がその根底にあるので、読んでいて何とも言えぬ安らかな気持ちになる。

例えば、ウィーン市内で一般的に見られる、コクマルガラスの群れのリーダーの交代と、彼等の妻たちの生態や驚く程人間的な彼等の心理を、綿密克明な観察を元に叙述した後のこんな文章・・・

「こんな表現をしても、私はけっして擬人化しているわけではない。いわゆるあまりに人間的なものは、ほとんどつねに、前人間的なものであり、したがってわれわれにも高等動物にも共通に存在するものだ、ということを理解してもらいたい。心配は無用、私は人間の性質をそのまま動物に投影しているわけではない。むしろ私はその逆に、どれほど多くの動物的遺産が人間の中に残っているかをしめしているにすぎないのだ。」

こういう文章を読むと、私はまさに「目から鱗」の様な気持ちになる。

私達人間は、他の全ての生き物ともっと強い連帯感を持つべきではないのか、とつくづく思う。

この文章を初めて読んだとき、宮崎駿の名著「風の谷のナウシカ」の中で、長い旅路の果てに亡くなったテトをナウシカが埋葬する場面での感動的なセリフ、「あなたは親しい友の死を、その身体の大きさで量るのですか?」が、私の頭の中に浮かんだ。
ドリトル先生+ムツゴロウさん

 子供時代の愛読書は「ドリトル先生」だった。
大人になったらムツゴロウ王国に行きたいと思っていた。

 もしも僕がこの本を中学生くらいで読んでいたら、もっと動物寄りの
人生を選択したのではないだろうか。

 著者の動物愛はちょっと信じられない程である。
僕の育った家でも何でも放し飼いで、鳩や文鳥やインコが勝手に飛び交っていた。
そんな場所で育った僕ですら、著者の放し飼い度には驚嘆する。
はたしてそんなに多種の動物を一緒に飼えるものなのか!?
いや、著者の場合は「飼う」ではなく「共に生活している」というレベルに達している。

 そんな著者であるから(あえて言うまでもない事だが)動物観察から得た知識は
素晴らしい。今では動物を扱った映像でも文章でも、面白いものは沢山有るが、
これは揺るぎもしない金字塔。動物好きなら外せない名著である。
魔法の指輪など、私にはいらない

世に名著、古典といわれる書は多いが、
本書も、自然科学の分野ではおそらく文句なしの名著・古典に数えられる一冊である。

著者ローレンツは、鳥類が卵から孵ってはじめて見たものを親と思う「刷り込み」現象を発見したことで著名な動物学者。1903年(明治36年)の生れだから、本書は50歳頃のものである。

書名の「ソロモンの指輪」は、旧約聖書に出てくる動物と話ができる魔法の指輪のこと。
ローレンツは、そんなものがなくても私は動物と話ができる、と冗談めかして豪語する。
なにしろ、動物を飼うのに危険だからと、自分の娘を檻に入れるような人である。

その言葉にたがわず、動物、とくに本書では鳥類の観察が面白い。
コクマルカラスの略奪愛など、寝食を忘れた観察の成果だろう。
日本で言えば、ムツゴロウ先生だろうか。
ともかく、動物がすきで好きでたまらない人のエッセイである。
動物好きのかた、まだなら是非どうぞ。
全ての生命へのリスペクトに満ちた珠玉の一冊

ノーベル賞に輝いた”動物行動学の父”の著作なのだが、ちっとも難しくない。
とにかく読みやすい!

動物と、文字通り一緒に暮らしながら、彼らの生活を真摯に見つめ、
その中から発見した様々な動物達の行動を、”意味あるもの”として理解していく。
暖かく、動物達へのリスペクトに満ちた言葉の数々は、面白くてしかも感動的だ。
本人の手によるイラストも魅力的。

ここに書かれた”学説”のいくつかは、その後の研究により覆されたりもしているが、
そんなことは大した問題ではない。(別に学術書じゃないし)

大人にも、子供にもオススメ。
また、小学校高学年?高校生くらいで、生き物に関心がある人たちには、
絶好の入門書ではないでしょうか。
「命の教育」とか言うけど、こういう本を読んだら、
動物に残酷なことをするような気持ちにはならないんじゃないかと思う。



早川書房
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